対外発表・受賞(GCCE2024)

博士3年の寺田君,修士2年の倉田君,修士1年の志田原さんが,北九州市で開催されたIEEE Global Conference on Consumer Electronics (GCCE2024)で以下の研究成果の発表を行いました.このうち志田原さんの研究がExcellent Poster Award (Silver Prize)を受賞しました(約160件中の2位).

  • Kandai Kurata, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami, “Uh-Huh Duch: Self-Problem-Solving Support During Programming Through Interaction with a Doll Duck,” In Proceedings of the 2024 IEEE 13th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2024), pp. 689-690, 30 October 2024.
  • (Silver Prize of Excellent Poster Award) Moemi Shidahara, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami, “A Preliminary Study on Mental Workload Estimation Through Movement Analysis Using Inertial Sensors: A Case of Floor Mopping”, In Proceedings of the 2024 IEEE 13th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2024), pp. 146-147, 29 October 2024.
  • Kenji Terada and Kaori Fujinami, “Improving Disease Forecast on Different Farms Using Sensing Agricultural Robot with XAI”, In Proceedings of the 2024 IEEE 13th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2024), pp. 411-415, 29 October 2024.

対外発表・受賞(ABC2024)

第6回行動と振る舞いの計算に関する国際会議(The 6th International Conference on Activity and Behavior Computing (ABC2024))にて以下の発表を行い,Best paper awardを受賞しました.

Tensei Muragi, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami. A System for Assembly-Work-Confusion Recognition based on Gaze and Head Positional Information, Kitakyushu, Japan, May 30 2024. (link)

対外発表・受賞(第86回情報処理学会全国大会)

情報処理学会第86回全国大会(神奈川大にて開催)にて以下の9件の発表を行い,村儀君,菊地君,佐々木君(M2),長瀬君(B4)が学生奨励賞を受賞しました(★印).2010年に初めて受賞者が出てから41件(34人)目です.また,2012年度から12年連続受賞です.村儀君は3年連続,菊地君は2年連続の受賞です.

  • 志田原萌美,早川侑花,辻愛里,藤波香織.床拭き掃除中の道具と身体動作計測によるメンタルワークロード推定,情報処理学会第86回全国大会,2024年3月17日.
  • ★長瀬清之助,村儀天星,辻愛里,藤波香織.購買時の頭部動作および歩行軌跡計測にもとづく迷い状態の分類,情報処理学会第86回全国大会,2024年3月17日.
  • ★菊地怜,辻愛里,藤波香織.顔アイコンを用いた偽の聴衆反応提示によるオンライン講演者の快適度向上支援,情報処理学会第86回全国大会,2024年3月16日.
  • 都築あい,百合草優伽,辻愛里,藤波香織.植物の育成および他者とのインタラクションを用いたスマートフォンの使い過ぎ抑制支援,情報処理学会第86回全国大会,2024年3月16日.
  • ★村儀天星,辻愛里,藤波香織.手と視線の遷移を活用した組立作業中の迷いの有無と種別判定システム,情報処理学会第86回全国大会,2024年3月16日.
  • 田畑実由太,倉田寛大,辻愛里,藤波香織.複合現実空間における行動支援のための日常物エージェントとの愛情醸成,情報処理学会第86回全国大会,2024年3月15日.
  • 矢野明日香,山中瑞稀,辻愛里,藤波香織.VR体験中のコンテキストとユーザの反応を考慮した実世界アウェアネス支援,情報処理学会第86回全国大会,2024年3月15日.
  • ★佐々木耕平,辻愛里,藤波香織.複合現実空間における能動的触知覚を導入した記憶の宮殿型暗記支援システム,情報処理学会第86回全国大会,2024年3月15日.
  • 倉田寛大,辻愛里,藤波香織.マルチモーダルデータによるプログラミング作業時の困惑状態推定,情報処理学会第86回全国大会,2024年3月15日.

対外発表(ABC’23)

修士2年の田中さんが視線活動による人間の集中状態識別の研究に関して以下の発表を行いました.

Saki Tanaka, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami, “Eye-Tracking for Estimation of Concentrating on Reading Texts”, In Proc. of the 5th International Conference on Activity and Behavior Computing (ABC2023), 8 September 2023.

対外発表(FIT2023/農業環境工学関連学会)

社会人博士課程の寺田憲司さんが以下の学会で発表しました.

  • 寺田憲司,藤波香織,木下研吾.不整地対応小型ローバーを用いた病害予測観測手法の検討,農業環境工学関連学会2023年合同大会,2023年9月.
  • 寺田憲司,藤波香織.センシング農業ローバーを用いたマルチモーダル観測による桑畑の病害観測手法の検討,第22回情報科学技術フォーラム(FIT2023),2023年9月.

対外発表・受賞(UBI78)

M2の村儀君が情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会第78回研究会にて次の発表を行いました.(2023-07-07追記:学生奨励賞を受賞しました)

  • 村儀天星,渡邊昭信,辻愛里,藤波香織.手と視線の連動性の活用と分類の階層化による組立作業中の迷いの検出と分類,情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会 第78回研究発表会,情報処理学会研究報告 Vol. 2023-UBI-78 No. 3,pp. 1-8,2023年5月24日.
実験環境
視線遷移と手の位置の遷移が同時に起こる様子を表したヒストグラム

2022年9月のUBI75研究会で発表した研究は視線遷移だけでしたが,今回は手の動きも組み合わせて,組立作業中の迷いの状態を推定することを試みました.AOI(関心領域)に視線と手が同時に入る度合い(共起度合い)をヒストグラムに表し,ここから特徴量を算出して機械学習により分類器を構築しています.視線遷移だけの場合に0.700であったF値は,手の遷移を組み合わせることで0.735まで向上すること,タスクの違いをほとんど受けないことを確認しました.

対外発表・受賞(第85回情報処理学会全国大会)

情報処理学会第85回全国大会(電通大にて開催)にて以下の12件の発表を行い,小林さん(M2),菊地君,田中さん,村儀君(M1),倉田君,山中さん(B4)が学生奨励賞を受賞しました(★印).2010年に初めて受賞者が出てから37件(32人)目です.また,2012年度から11年連続受賞です.

  • 胡伊端,辻愛里,藤波香織,行動変容向け情報提示システムの誤動作に対する寛容性獲得のための擬人化-プラスチックごみの削減行動を例に,HAIシンポジウム2023,2023.3.3.
  • 佐々木耕平,辻愛里,藤波香織,複合現実感技術を用いた記憶の宮殿型暗記支援における触覚の効果検証,情報処理学会第85回全国大会,6ZE-01, 2023.3.4.
  • ★菊地怜,辻愛里,藤波香織,大規模オンライン発表における講演者の快適性向上のための聴衆反応の提示手法,情報処理学会第85回全国大会,5ZB-09, 2023.3.3.
  • 寺田憲司,藤波香織,マルチモーダル環境観測が可能な小型農業ローバーによる病害予測,情報処理学会第85回全国大会,5D-03, 2023.3.3.
  • ★田中咲希,辻愛里,藤波香織,テキスト黙読時の視線解析による集中・非集中状態識別モデルの個人化のための基礎調査,情報処理学会第85回全国大会,5ZE-06, 2023.3.3.
  • 早川侑花,田中咲希,辻愛里,藤波香織,山本淳一,回転変換マウス使用課題中の予期的注視の度合いを用いた自己効力感の推定,情報処理学会第85回全国大会,5ZE-05, 2023.3.3.
  • ★倉田寛大,佐々木耕平,辻愛里,藤波香織,uh-huh duck: 人形との相互作用によるプログラミング時の問題解決支援,情報処理学会第85回全国大会,4ZJ-01, 2023.3.3.
  • 百合草優伽,菊地怜,辻愛里,藤波香織,回想を促す実世界投影型エージェント実現のための親近感醸成,情報処理学会第85回全国大会,1ZE-07, 2023.3.2.
  • ★山中瑞稀,村儀天星,辻愛里,藤波香織,教示動画視聴時の視線誘導エージェントによる部品探索支援,情報処理学会第85回全国大会,1ZE-06, 2023.3.2.
  • 胡伊端,辻愛里,藤波香織,行動変容向けシステムの誤作動に対する寛容性醸成のための擬人化,情報処理学会第85回全国大会,2ZB-06, 2023.3.3.
  • ★村儀天星,渡邊昭信,辻愛里,藤波香織,組立作業中の迷いの有無と種別検出のための手と視線の連動性の活用,情報処理学会第85回全国大会,2ZB-05, 2023.3.2.
  • 廣川赳丸,市原禄朗,辻愛里,藤波香織,Eyebient Display: 視線誘導による日常物のアンビエントディスプレイ化機構,情報処理学会第85回全国大会,2ZB-04, 2023.3.2.
  • ★小林美月,辻愛里,藤波香織,コンテクストアウェアな運動推薦のための利用者主導型推薦ルール作成手法,情報処理学会第85回全国大会,2ZB-03, 2023.3.3.

対外発表(GCCE2022)

国際会議(IEEE Global Conference on Consumer Electronics: GCCE2022)において,以下の3件の発表を行いました.

  • Mizuki Kobayashi, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami,”A Context-Aware Exercise Facilitation System While Doing Other Tasks”, In Proc. of the 2022 IEEE 11th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2022), October 20 2022.
  • Akinobu Watanabe, Tensei Muragi, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami,”Recognition of the States of Confusion During Assembly Work Based on Electrodermal Activity”, In Proc. of the 2022 IEEE 11th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2022), October 19 2022.
  • Kaori Fujinami and Tensei Muragi, “Recognizing Confusion in Assembly Work Based on a Hidden Markov Model of Gaze Transition”, In Proc. of the 2022 IEEE 11th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2022), October 19 2022.

対外発表・受賞(FIT2022)

社会人博士課程の渡邊君の皮膚電気活動を用いた組立作業中の迷い検出に関する研究,M2の小林さんの「ながら運動の推薦機構」に関する研究,M1市原君のヒナの摂食誘導システムに関する研究,M1の田中さんの読書中の視線解析による集中度推定の研究,計4件をFIT2022にて発表しました.なお,田中さんの研究はFIT奨励賞を受賞しました(2022−10−12更新).

  • 渡邊昭信,村儀天星,辻愛里,藤波香織;“皮膚電気活動計測による組立作業時の迷いの認識”,第21回情報科学技術フォーラム(FIT2022),2022年9月15日.
  • 小林美月,辻愛里,藤波香織;“利用者のコンテキストに応じた運動促進システム”,第21回情報科学技術フォーラム(FIT2022),2022年9月15日.
  • 市原禄朗,新村毅,藤波香織;“親鳥ロボットと物体検出を用いたヒナの摂食誘導システム”,第21回情報科学技術フォーラム(FIT2022),2022年9月15日.
  • (FIT奨励賞)田中咲希,辻愛里,藤波香織;“テキスト黙読時における視線情報を用いた集中状態・非集中状態の識別に関する調査”,第21回情報科学技術フォーラム(FIT2022),2022年9月14日.

対外発表・受賞(UBI75)

M1の村儀君が情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会第75回発表会にて次の発表を行いました.また,優秀論文賞を受賞しました.

  • 村儀天星,渡邊昭信,辻愛里,藤波香織;“組み立て作業における視線遷移の特徴に着目した「迷い」の検出と分類法”,情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会 第75回研究発表会(UBI75),情報処理学会研究報告 Vol.2022-UBI-75 No.30,2022年9月6日.

対外発表(UBI62)

M1の齋藤君が「アンサンブル型Novelty Detectionによる未知の携帯機器所持位置の検出」と題する発表を情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会 第62回研究発表会(UBI62)にて行いました.

本研究は,本研究室でこれまで行ってきた携帯機器の所持位置検出技術に関して,事前に登録(対応)していない新しい所持位置でも後から対応可能にするための要素技術に関するものです.

論文採録(Sensors)

下記の論文が論文誌Sensorsに採録されました.プロジェクタ投影型ARにおいて,卓上に既にある物体と投影情報が重なった場合の主観的な視認性を推定する機械学習モデルによる手法(VisLP; Visibility-aware Label Placement, a.k.a. VGD; Visibility-aware Gradient Descent)を提案しました.

  • Keita Ichihashi and Kaori Fujinami; “Estimating Visibility of Annotations for View Management in Spatial Augmented Reality based on Machine-Learning Techniques”, Sensors 2019, 19 (4), Article No. 939. [link]