対外発表(ETRA2023)

M1の早川さんが視線追跡とその応用に関する国際会議でポスター発表を行いました.

Yuka Hayakawa, Saki Tanaka, Airi Tsuji, Kaori Fujinami, and Junichi Yamamoto, “A Preliminary Investigation on Eye Gaze-based Estimation of Self-efficacy during a Dexterity Task”, accepted as a poster/technical abstract in the 2023 ACM Symposium on Eye Tracking Research & Applications (ETRA’23), Article No. 32, pp. 1-2, 1 June 2023. [link]

通常マウス(S_mouse)と135度回転マウス(R_mouse)を用いたパズル課題実施時の視線の変化

2種類のマウスを用いてスリットの右側から左側の赤井縁取りの○に向けて小さな赤い●を移動するタスクを実行したときの,視線の変化(大きな円の色が濃いほど新しい固視を表します)が上の図です.aは使い慣れたマウスなのでマウスに固視が先行しますが,bは意図的に移動方向と135度異なる方向に移動する特殊なマウスで使い慣れていないため,マウスカーソル周辺をじっと見ていることが分かります.手(マウスカーソル)の動きに視線が先行する現象を「予期的注視」と呼び,自己効力感の程を笑わすと考えられます.つまり,自信があると目は手元ではなく移動の先を見るということです.本研究ではこの予期的注視の定量化手法を考案することを目指しています.それにより,リハビリや組立などの手先の器用さを要求する作業を実施する人に対する適切なサポートを与えることが可能になると考えています.