卒論審査会

次の5件の卒論の発表が行われ合格しました.

  • 井澤冬馬:手順と型のリアルタイムな評価にもとづく手洗い方法の教示システムに関する研究
  • 小林美月:ながら運動促進のための基盤システム〜デスクワークを対象としたケーススタディ〜
  • 千葉佑二:装着型プロジェクタを用いた移動中の床上投影の高度安定化
  • 古瀬大輝:装着型デバイスによるVDT作業中の姿勢矯正システムに関する研究
  • 前橋辰哉:ゲーミフィケーションによる行動認識用データ収集行為促進

論文採録(Sensors)

修士2年の齋藤君の論文がSensors誌に採録されました.

  • Mitsuaki Saito and Kaori Fujinami. “New Position Candidate Identification via Clustering toward an Extensible On-Body Smartphone Localization System”, Sensors 2021, 21(4), 1276; https://doi.org/10.3390/s21041276 (link)

この論文は以下の携帯機器の所持位置逐次追加フレームワークの図中で,CとDの部分の実現方法に焦点を当てた研究です.新規性検出(A)で未知位置と判定されたデータがNovelty sample pool(C)に蓄積され,Dにおいてクラスタ数をあらかじめ決める必要がないクラスタリング手法であるDBSCANを用いて1つ以上の新規(未知)の所持位置を検出するというものです.新規の所持位置が検出されれば,あとは利用者に正解ラベル付けを依頼することで,利用中にその人特有の所持位置をシステムに追加して利用できるようになります.

携帯機器の所持位置の逐次追加フレームワーク.

なお,Aの構成方法については以下の論文で述べています.

  • Mitsuaki Saito and Kaori Fujinami; “Unknown On-Body Device Position Detection Based on Ensemble Novelty Detection”, Sensors and Materials, Vol. 32, No. 1, pp. 27-40, 2020. (link)
  • Mitsuaki Saito and Kaori Fujinami; “Evaluation of Novelty Detection Methods in On-Body Smartphone Localization Problem”, In Proceedings of the 2019 IEEE 8th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2019), pp. 470-474, 16 October, 2019.
  • 齋藤光明,藤波香織;“アンサンブル型Novelty Detectionによる未知の携帯機器所持位置の検出”,情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会 第62回研究発表会(UBI62),情報処理学会研究報告 Vol. 2019-UBI-62,No. 2,2019年6月6日.

Dの予備検証は以下の論文で述べています.

  • Mitsuaki Saito and Kaori Fujinami; “Applicability of DBSCAN in Identifying the Candidates of New Positions in on-Body Smartphone Localization Problem”, In Proceedings of the 2020 IEEE 9th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2020), October 2020.
  • Mitsuaki Saito and Kaori Fujinami; “New Class Candidate Generation applied to On-Body Smartphone Localization”, In Activity and Behavior Computing. Smart Innovation, Systems and Technologies, vol. 204, pp. 81-98, Springer Singapore, 2021. (presented in the 2nd International Conference on Activity and Behavior Computing (ABC2020), 26-29 August 2020.)

修論審査会

次の修士論文5件の発表が行われ審査に合格しました.

  • 大石征裕:ベルト型デバイスによる腹囲形状の計測に関する研究
  • 齋藤光明:逐次追加機能を持つ携帯機器所持位置認識システムに関する研究
  • 柴山咲希:投影型卓上作業支援システムのためのハンドオクルージョン管理手法に関する研究
  • 高橋リサ:イラストレーションメイキング動画における注目箇所の効率的な探索システムに関する研究
  • 半谷千尋:公共空間における誘目性が高い情報投影機構に関する研究