祝卒業(修士5名,学士5名)

当研究室より5名の修士(大月,片山,川戸,豊増,前原)と5名の学士(青木,河合,国方,宅野,氷見)が卒業しました.学部生のうち青木,国方,宅野は生物システム応用科学府(BASE )生物機能システム科学専攻 博士前期課程に進学します.

対外発表(インタラクション2020)

情報処理学会シンポジウム「インタラクション」にて修士2年の大月さんが下記のオンラインデモ発表を行いました.

大月理沙,藤波香織;“CrosSI:作業領域拡張のための水平・垂直タッチディスプレイ連携機構”,情報処理学会インタラクション2020 インタラクティブ発表,2020年3月11日.

対外発表・受賞(第82回情報処理学会全国大会)

情報処理学会第82回全国大会(CoVID-19によりオンラインでの開催)にて以下の5件の発表を行い,川戸君が学生奨励賞を受賞しました.2010年に初めて受賞者が出てから22件(21人)目です.

  • 半谷千尋,藤波香織;“公共空間における誘目性が高い情報投影機構”,第82回情報処理学会全国大会,4ZB06,2020年3月6日.
  • 高橋リサ,川戸美輝,藤波香織;“フレーム間差分に着目したイラストレーションメイキング動画のキーフレーム要約”,第82回情報処理学会全国大会,5ZC01,2020年3月6日.
  • 高橋リサ,藤波香織;“イラストレーションメイキング動画における注目箇所の効率的な探索システム”,第82回情報処理学会全国大会,5ZC02,2020年3月6日.
  • 豊増聖実,藤波香織;“要素行動の含有度合いを用いたゼロショット行動認識手法に関する研究”,第82回情報処理学会全国大会,6R08,2020年3月7日.
  • 学生奨励賞:川戸美輝,藤波香織;“音響センシングを用いた任意平面に対するジェスチャ入力”,第82回情報処理学会全国大会,6ZB08,2020年3月7日.

農工融合研究プロジェクトに採択(野生動物AI)

東京農工大学内 農工融合研究支援制度(通称TAMAGO)に,藤波が分担者として参加する研究「野生動物に関する情報のAIを用いたデータ解析手法の開発」(代表:小池伸介 農学研究院准教授)が採択されました.(産学連携室による紹介

藤波班は,これまで人間を対象として培ってきたウェアラブルセンサによる行動認識技術を用いて野生動物の行動認識に協力し,人間と野生動物の共存に貢献することを目指します.

修論・卒論審査会

次の修士論文5件と卒業論文5件の発表が行われ審査に合格しました.

修士論文

  • 大月理沙:作業領域拡張のための水平・垂直タッチディスプレイ連携機構に関する研究
  • 片山奈津季:集団によるWebページ閲覧と会話情報を用いた興味トピック分布の推定に関する研究
  • 川戸美輝:音響センシングを用いた任意平面に対するジェスチャ入力に関する研究
  • 豊増聖実:要素行動の含有度合いを用いたゼロショット行動認識手法に関する研究
  • 前原啓太:先導ロボットとの共存を目的としたユーザの心理的影響に関する研究

卒業論文

  • 青木達志:先導ロボットとの共存を目的としたユーザの心理的影響に関する研究
  • 河合美香:犬の皮膚病早期発見のための装着型痒み行動認識システムに関する研究
  • 国方詩織:睡眠習慣の意識付けのための情報提示手法の研究
  • 宅野亮 :鶏の共起行動分析のための行動監視システムに関する研究
  • 氷見雄介:マラソンランナーのためのウォーミングアップ支援に関する研究

論文採択(Sensors and Materials)

M1の齋藤君の論文が論文誌(Sensors and Materials)に採録されオンラインで公開されました.[Online]

  • Mitsuaki Saito and Kaori Fujinami, Unknown On-Body Device Position Detection Based on Ensemble Novelty Detection, Sens. Mater., Vol. 32, No. 1, 2020, p. 27-40.
Ensemble Novelty Detectorの構成

機械学習において分類や回帰問題で威力を発揮しているアンサンブル手法を新規性検出(Novelty Detection)という技術への適用法を提案しました.S個のNovelty Detectorの判定により最終的な新規性の判定を下しますが,その際に単なる多数決ではなく,訓練データから最適な判定閾値を決定する手法を提案しています.

これによりスマートフォンの未知の持ち運び場所の検出を単体のNovelty Detectorより高精度に行うことが出来ます.また,一般的な分類問題で既知クラスの判定を高精度に行うための前処理として未知クラス除外を行うようなケースにも利用可能と考えています.

対外発表(GCCE’19)

10/15-18に大阪で開催されたGlobal Conference on Consumer Electronics (GCCE’19)にて以下の発表を行いました.

  • Mitsuaki Saito and Kaori Fujinami; “Evaluation of Novelty Detection Methods in On-Body Smartphone Localization Problem”, In Proceedings of the 2019 IEEE 8th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2019), pp. 470-474, 16 October, 2019.
  • Trang Thuy Vu and Kaori Fujinami; “Examining Hierarchy and Granularity of Classifiers in Compatibility-based Classifier Personalization”, In Proceedings of the 2019 IEEE 8th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2019), pp. 553-554, 16 October, 2019.

UbiComp’19にて発表します.

以下の論文を9/9から9/13までロンドンにて開催されるUbiComp’19にて発表します.デモビデオは【こちら】.

  • Kaori Fujinami, Mami Kosaka, and Bipin Indurkhya; “Painting an Apple with an Apple: A Tangible Tabletop Interface for Painting with Physical Objects”, Proceedings of the ACM on Interactive, Mobile, Wearable and Ubiquitous Technologies (IMWUT), Vol. 2, Issue 4, Article No. 162, December 2018. (link)

対外発表&受賞(PICom)

福岡(博多)で8月5〜8で開かれた2019 IEEE International Conference on Dependable, Automatic and Secure Computing (DASC), Pervasive Intelligence and Computing (PICom), Cloud and Big Data Computing (CBDCom), and Cyber Science and Technology Congress (CyberSciTech)において以下の2件のポスター発表を行いました.

  • Mitsuaki Saito and Kaori Fujinami; “Extensible On-Body Smartphone Localization: A Project Overview and Preliminary Experiment”.
  • Kaori Fujinami, Trang Thuy Vu, and Koji Sato; “A Framework for Human-centric Personalization of Context Recognition Models on Mobile Devices”.

また,藤波がBest Poster Awardを受賞しました.

対外発表(UBI62)

M1の齋藤君が「アンサンブル型Novelty Detectionによる未知の携帯機器所持位置の検出」と題する発表を情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会 第62回研究発表会(UBI62)にて行いました.

本研究は,本研究室でこれまで行ってきた携帯機器の所持位置検出技術に関して,事前に登録(対応)していない新しい所持位置でも後から対応可能にするための要素技術に関するものです.

科研費基盤Bに採択

東京電機大学 システムデザイン工学部 酒井元気准教授を代表とする「大学横断型統一実験プロトコルに基づくセンサ利活用の教育ビッグデータ収集」と題した研究提案が日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(B)に採択されました.

本年度から2022年度までの4カ年で,大学等の高等教育機関における講義における受講生の行動,生体情報,および環境情報のデータベースを構築します.これにより受講生の学習効果向上を目的としたコンテキストアウェアな学習システムの実現を狙います.

祝卒業(修士4名,学士5名)

3月26日に卒業式が行われ,当研究室より4名の修士(穴久保,遠藤,皆川,村越)と5名の学士(大石,齋藤,柴山,高橋,半谷)が卒業しました.学部生は5名とも博士前期課程に進学します.

対外発表・受賞(情報処理学会第81回全国大会)

情報処理学会第81回全国大会(福岡大学)にて学部4年の齋藤君と柴山さんが発表を行い,それぞれ学生奨励賞を受賞しました.2010年に初めて受賞者が出てから21件(20人)目です.

  • 学生奨励賞:柴山咲希,大月理沙,藤波香織;“投影型卓上作業支援システムにおけるハンドオクルージョン管理方法の提案”,第81回情報処理学会全国大会,7Y05,2019年3月16日.
  • 学生奨励賞:齋藤光明,豊増聖実,藤波香織;“携帯機器の所持場所認識対象の逐次追加のための新規検出の適用性検証”,第81回情報処理学会全国大会,2X01,2019年3月14日.