研究交流会開催

早稲田大学 基幹理工学部 情報理工学科 中島研究室(HP)と対面では3年ぶりとなる合同ワークショップ(ポスター発表)を開催しました.

  • 胡 伊端(M2):行動変容向けシステムの誤動作に対する寛容性醸成のための擬人化手法
  • 小林 美月(M2):A context-aware exercise facilitation system while doing other tasks
  • 前橋 辰哉(M2):ゲーミフィケーションによる人間行動認識機械学習向けデータ収集
  • 市原 禄朗(M1):視線停留情報を用いた暗黙知のモデル化
  • 菊地 怜(M1):オンライン発表者の快適性向上のための視聴状態推定と提示に関する研究
  • 佐々木 耕平(M1):複合現実感技術を用いた記憶の宮殿型暗記支援における触覚の効果検証
  • 田中 咲希(M1): A Preliminary Investigation on Eye Gaze-based Concentration Recognition during Silent Reading of Text
  • 村儀 天星(M1):組み立て作業における手と視線の情報を用いた「迷い」の検出と分類
  • Hlib Hraif(短期留学):Smart lighting based on Ultra-Wideband Location system
  • 廣川 赳丸(B4):視線誘導による日常物のアンビエントディスプレイ化機構
  • 倉田 寛大(B4):人形との相互作用によるプログラミング時の問題解決支援
  • 早川 侑花(B4):予期的注視の度合いを用いた自己効力感の計測
  • 山中 瑞稀(B4):エージェントによる視線誘導を用いた非言語的作業支援
  • 百合草 優伽(B4):回想を促す実世界投影型エージェント実現のための親近感醸成

対外発表(GCCE2022)

国際会議(IEEE Global Conference on Consumer Electronics: GCCE2022)において,以下の3件の発表を行いました.

  • Mizuki Kobayashi, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami,”A Context-Aware Exercise Facilitation System While Doing Other Tasks”, In Proc. of the 2022 IEEE 11th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2022), October 20 2022.
  • Akinobu Watanabe, Tensei Muragi, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami,”Recognition of the States of Confusion During Assembly Work Based on Electrodermal Activity”, In Proc. of the 2022 IEEE 11th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2022), October 19 2022.
  • Kaori Fujinami and Tensei Muragi, “Recognizing Confusion in Assembly Work Based on a Hidden Markov Model of Gaze Transition”, In Proc. of the 2022 IEEE 11th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2022), October 19 2022.

対外発表・受賞(FIT2022)

社会人博士課程の渡邊君の皮膚電気活動を用いた組立作業中の迷い検出に関する研究,M2の小林さんの「ながら運動の推薦機構」に関する研究,M1市原君のヒナの摂食誘導システムに関する研究,M1の田中さんの読書中の視線解析による集中度推定の研究,計4件をFIT2022にて発表しました.なお,田中さんの研究はFIT奨励賞を受賞しました(2022−10−12更新).

  • 渡邊昭信,村儀天星,辻愛里,藤波香織;“皮膚電気活動計測による組立作業時の迷いの認識”,第21回情報科学技術フォーラム(FIT2022),2022年9月15日.
  • 小林美月,辻愛里,藤波香織;“利用者のコンテキストに応じた運動促進システム”,第21回情報科学技術フォーラム(FIT2022),2022年9月15日.
  • 市原禄朗,新村毅,藤波香織;“親鳥ロボットと物体検出を用いたヒナの摂食誘導システム”,第21回情報科学技術フォーラム(FIT2022),2022年9月15日.
  • (FIT奨励賞)田中咲希,辻愛里,藤波香織;“テキスト黙読時における視線情報を用いた集中状態・非集中状態の識別に関する調査”,第21回情報科学技術フォーラム(FIT2022),2022年9月14日.

対外発表・受賞(UBI75)

M1の村儀君が情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会第75回発表会にて次の発表を行いました.また,優秀論文賞を受賞しました.

  • 村儀天星,渡邊昭信,辻愛里,藤波香織;“組み立て作業における視線遷移の特徴に着目した「迷い」の検出と分類法”,情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会 第75回研究発表会(UBI75),情報処理学会研究報告 Vol.2022-UBI-75 No.30,2022年9月6日.

対外発表(第80回農業食料工学会)

社会人博士課程の寺田君が第80回農業食料工学会年次大会にて,マルチセンサ搭載の不整地対応の探索機に関する研究を発表しました.

  • 寺田憲司,藤波香織,木下研吾,“不整地対応フレームを適用した果樹園観測のための小型6輪農業用ローバーの研究”,第80回農業食料工学会年次大会,2022年9月14日.

対外発表(HCII2022)

M2の小林さんの「ながら運動」に関する研究と2020年度修了の半谷さんのパブリックディスプレイに対する誘目性向上手法に関する研究をHCII2022併催の10th International Conference on Distributed, Ambient and Pervasive Interactions (DAPI2022)にてオンライン発表しました.

  • Mizuki Kobayashi, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami, “An Exercise Promoting System for Exercising while Doing Desk Work”, In: Streitz, N.A., Konomi, S. (eds) Distributed, Ambient and Pervasive Interactions. Smart Living, Learning, Well-being and Health, Art and Creativity. HCII 2022. Lecture Notes in Computer Science, vol 13326. Springer, Cham. (online)
着座時のながら運動推薦システムの処理フロー
  • Chihiro Hantani, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami, “A Study on Projection-Based Public Displays that Attract People with Peripheral Vision”, In: Streitz, N.A., Konomi, S. (eds) Distributed, Ambient and Pervasive Interactions. Smart Environments, Ecosystems, and Cities. HCII 2022. Lecture Notes in Computer Science, vol 13325. Springer, Cham. (online)
実験風景(床面と壁面に気付きやすさを工夫した情報を投影して評価)

また,HCII2022のバーチャルポスター発表にて2020年度卒業の千葉君の胸部装着型プロジェクタの床上投影安定化に関する研究を発表しました.

  • Yuji Chiba, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami, “A Preliminary Comparative Study on Image Stabilization Techniques Projected on the Floor through Chest-mounted Projector”, In: Stephanidis, C., Antona, M., Ntoa, S. (eds) HCI International 2022 Posters. HCII 2022. Communications in Computer and Information Science, vol 1583. Springer, Cham. (online)

受賞(第84回情報処理学会全国大会優秀賞)

3月に開催された情報処理学会全国大会での以下の発表が大会優秀賞を受賞しました.大会優秀賞は一般・学生を含めた1556件の中から投票を経て上位10件が選ばれます.なお,宅野君の研究は昨年に続いて2年連続の受賞です.

宅野亮,佐藤逸史,新村毅,藤波香織;“鶏の行動学的分析を支援するための行動推定と行動パターンの可視化”,情報処理学会第84回全国大会,6Y-02,2022年3月5日(発表),2022年6月7日(受賞決定)(pdf).

対外発表(ETRA’22)

M1の田中さんが視線計測に関する国際会議でポスター発表を行いました.

Saki Tanaka, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami, “Poster: A Preliminary Investigation on Eye Gaze-based Concentration Recognition during Silent Reading of Text”, In Proc. of the 2022 ACM Symposium on Eye Tracking Research & Applications (ETRA’22), June 10, 2022. (publisher link)

紹介ビデオは【こちら】からご覧になれます(英語:約1分).

対外発表・受賞(IoT行動変容学研究グループシンポジウム)

情報処理学会IoT行動変容学研究グループ キックオフシンポジウムにて以下の2件の発表を行い,国方さんの研究(代理発表:藤波)が研究奨励賞を受賞しました.

  • 国方詩織,辻愛里,藤波香織;“行動変容向けアンビエントディスプレイの表示カスタマイズによる興味喪失防止”, 情報処理学会 IoT行動変容学研究グループ キックオフシンポジウム論文集,pp. 14−17, 2022年4月16日.
  • 小林美月,辻愛里,藤波香織;“作業コンテキストに応じた「ながら運動」推薦機構”,情報処理学会 IoT行動変容学研究グループ キックオフシンポジウム論文集,pp. 32−35, 2022年4月16日.

対外発表・受賞(第84回情報処理学会全国大会)

情報処理学会第84回全国大会(CoVID-19によりオンラインでの開催)にて以下の9件の発表を行い,青木君,国方さん,宅野君(M2),村儀君(B4)が学生奨励賞を受賞しました(★印).青木君,国方さん,宅野君は2年連続です.2010年に初めて受賞者が出てから31件(27人)目です.また,2013年から10年連続受賞です.

  • 佐々木耕平,青木達志,辻愛里,藤波香織;“複合現実感技術を用いた「記憶の宮殿」型暗記技術習得支援”,情報処理学会第84回全国大会,6Y-09,2022年3月5日.
  • 田中咲希,辻愛里,藤波香織;“テキスト黙読時の非集中状態検出のための視線行動解析”,情報処理学会第84回全国大会,6ZD-08,2022年3月5日.
  • 小林美月,辻愛里,藤波香織;“「ながら運動」促進のための運動種目推薦機構の検討”,6Y-07,情報処理学会第84回全国大会,6Y-07,2022年3月5日.
  • 市原禄朗,宅野亮,新村毅,辻愛里,藤波香織;“ヒナの摂食誘導システムにおける個体検出精度向上のための訓練データ拡張”,情報処理学会第84回全国大会,6Y-06,2022年3月5日.
  • 宅野亮,佐藤逸史,新村毅,藤波香織;“鶏の行動学的分析を支援するための行動推定と行動パターンの可視化”,情報処理学会第84回全国大会,6Y-02,2022年3月5日.
  • 国方詩織,辻愛里,藤波香織;“行動変容向けアンビエントディスプレイに対する興味の維持を目的としたシステム”,情報処理学会第84回全国大会,5Y-09,2022年3月4日.
  • 菊地怜,小林美月,辻愛里,藤波香織;“オンライン講演者の快適性向上のための視聴者の心的状態推定と伝達”,情報処理学会第84回全国大会,5Y-08,2022年3月4日.
  • 村儀天星,渡邊昭信,国方詩織,辻愛里,藤波香織;“組み立て作業における手と視線の移動に着目した「迷い」の検出と分類”,情報処理学会第84回全国大会,2Y-06,2022年3月3日.
  • 青木達志,辻愛里,藤波香織;“頭部装着型ディスプレイを用いたソフトウェア構造の理解を支援するシステム”,情報処理学会第84回全国大会,2ZF-06,2022年3月3日.

卒論・修論審査会

2/14に卒論審査会が開かれ5名全員合格しました.

  • 市原禄朗:ヒナの摂食誘導システムにおける個体検出精度向上のための訓練データ拡張に関する研究
  • 菊地怜:オンライン発表者の快適性向上のための視聴状態推定と提示に関する研究
  • 佐々木耕平:複合現実感を用いた「記憶の宮殿」型暗記技術習得支援
  • 田中咲希:テキスト黙読時における非集中状態検出のための視線行動解析に関する研究
  • 村儀天星:組立作業時の視線遷移に着目した「迷い」の検出と分類に関する研究

2/18に修論審査会が開かれ4名全員が合格しました.

  • 青木達志:頭部装着型ディスプレイを用いたソフトウェア可視化システムにおけるインタラクション手法に関する研究
  • 国方詩織:行動変容向けアンビエントディスプレイへの興味喪失防止機構に関する研究
  • 宅野亮:鶏の行動学的分析を支援するための行動推定と行動パターンの可視化に関する研究
  • 段雨豪:Investigating optimal wearable sensors positions for human daily activity recognition

大学広報(ハッケンコウケンの研究探訪)

本研究室で推進している「プロジェクタを使った組み立て作業支援システム」と「アンビエントディスプレイ」について,大学の公式キャラクタ「ハッケン・コウケン」目線の紹介を綴ったサイトに掲載されました.インスタグラムでも見られます(@tuat_hakkenkoken).

対外発表(ABC2021)

藤波がThe 3rd International Conference on Activity and Behavior Computing (ABC2021)にて以下のタイトルで発表を行いました.

Kaori Fujinami, Tomoko Naganuma, Yushin Shinoda, Koji Yamazaki, and Shinsuke Koike; “Attempts toward Behavior Recognition of the Asian Black Bears using an Accelerometer”, October 2021.

対外発表(GCCE2021)

M2の青木君と国方さんが以下のタイトルでThe 2021 IEEE 10th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2021)にて発表します.

  • Shiori Kunikata, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami; “Involvement of a System to Keep Users Interested in the Contents of Ambient Persuasive Display”, In Proceedings of the 2021 IEEE 10th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2021), October 12 2021.
  • Tatsushi Aoki, Airi Tsuji, and Kaori Fujinami; “Software Structure Exploration in an Immersive Virtual Environment”, In Proceedings of the 2021 IEEE 10th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2021), October 15 2021.

対外発表(FIT2021)

M2の青木君,国方さん,M1の小林さんが第20回情報科学技術フォーラム(FIT2021)出成果発表を行いました.

  • 青木達志,辻愛里,藤波香織;“没入型ソフトウェア可視化システムにおける複雑構造理解に適したインタラクション手法”,第20回情報科学技術フォーラム(FIT2021),2021年8月26日.
  • 国方詩織,辻愛里,藤波香織;“長期利用における行動改善効果維持のためのアンビエントディスプレイ”,第20回情報科学技術フォーラム(FIT2021),2021年8月26日
  • 小林美月,辻愛里,藤波香織;“ながら運動促進システム実現のための基礎検討”,第20回情報科学技術フォーラム(FIT2021),2021年8月26日.