2025年1月22日から24日まで東京ビッグサイトで開催されていた第11回ウェアラブルEXPOに大学・研究期間イノベーションフォーラムの一部として出展しました.本研究室からは,行動認識(人間の日常行動,動物の行動),デバイスの身体上の装着位置検出,組み立て作業中の迷い推定システム,日常生活行動における認知負荷推定,VRといった「ウェアラブル」に関する研究全般的な紹介を行いました.
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Daily Life Computing Laboratory@Tokyo University of Agriculture and Technology
2025年1月22日から24日まで東京ビッグサイトで開催されていた第11回ウェアラブルEXPOに大学・研究期間イノベーションフォーラムの一部として出展しました.本研究室からは,行動認識(人間の日常行動,動物の行動),デバイスの身体上の装着位置検出,組み立て作業中の迷い推定システム,日常生活行動における認知負荷推定,VRといった「ウェアラブル」に関する研究全般的な紹介を行いました.
博士3年の寺田君,修士2年の倉田君,修士1年の志田原さんが,北九州市で開催されたIEEE Global Conference on Consumer Electronics (GCCE2024)で以下の研究成果の発表を行いました.このうち志田原さんの研究がExcellent Poster Award (Silver Prize)を受賞しました(約160件中の2位).
M1の志田原萌美さんが以下の論文発表を行いました.
志田原萌美,早川侑花,辻愛里,藤波香織.人とモノへの装着型センサを用いた行動計測によるメンタルワークロード推定〜床拭き掃除のケース〜,第23回情報科学技術フォーラム(FIT2024)予稿集,pp. 243-248, 2024年9月5日.
作業中の認知負荷(メンタルワークロード;MWL)が高いことで当該作業におけるヒューマンエラーの発生可能性が高まったり,負荷を高める要因による心身不調の発生,肥満や疲労・睡眠障害リスクの増大などの問題が生じます.本研究では,日常の作業中のMWL推定を目的とし,その一例としてフローリングワイパー掛けを取り上げました.頭部,手首,モップの柄に加速度/角速度センサをとりつけ,それらから得られる慣性データを入力,認知負荷の指標として用いられることが多いNASA-TLXおよび精神疲労尺度の主観評価値をそれぞれ出力とする回帰モデルを教師付機械学習により構築しました.そして,有効なセンサ取り付け部位が手首であること,個人特化型の回帰モデルを用いた場合には,最大可能誤差100のうち平均絶対誤差10.0以下になることを確認しました.
情報処理学会第86回全国大会(神奈川大にて開催)にて以下の9件の発表を行い,村儀君,菊地君,佐々木君(M2),長瀬君(B4)が学生奨励賞を受賞しました(★印).2010年に初めて受賞者が出てから41件(34人)目です.また,2012年度から12年連続受賞です.村儀君は3年連続,菊地君は2年連続の受賞です.
M2の村儀君が情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会第78回研究会にて次の発表を行いました.(2023-07-07追記:学生奨励賞を受賞しました)
2022年9月のUBI75研究会で発表した研究は視線遷移だけでしたが,今回は手の動きも組み合わせて,組立作業中の迷いの状態を推定することを試みました.AOI(関心領域)に視線と手が同時に入る度合い(共起度合い)をヒストグラムに表し,ここから特徴量を算出して機械学習により分類器を構築しています.視線遷移だけの場合に0.700であったF値は,手の遷移を組み合わせることで0.735まで向上すること,タスクの違いをほとんど受けないことを確認しました.
情報処理学会第85回全国大会(電通大にて開催)にて以下の12件の発表を行い,小林さん(M2),菊地君,田中さん,村儀君(M1),倉田君,山中さん(B4)が学生奨励賞を受賞しました(★印).2010年に初めて受賞者が出てから37件(32人)目です.また,2012年度から11年連続受賞です.
国際会議(IEEE Global Conference on Consumer Electronics: GCCE2022)において,以下の3件の発表を行いました.
M1の村儀君が情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会第75回発表会にて次の発表を行いました.また,優秀論文賞を受賞しました.